マエコウ林業のよもやま話~ 林業で差がつく「仕事の整え方」~

マエコウ林業のよもやま話~ 林業で差がつく「仕事の整え方」~

皆さんこんにちは!
マエコウ林業株式会社、更新担当の中西です。

林業で差がつく「仕事の整え方」

安全性と作業効率を高める、山での基本習慣

林業の仕事では、立木の伐採、造材、集材、搬出、森林の整備など、さまざまな作業を行います。

自然の中で行う仕事だからこそ、地形や天候、木の状態は現場ごとに異なります。傾斜地や足場の悪い場所で、チェーンソーや林業機械を扱うことも少なくありません⛰

そのため、技術や経験だけでなく、作業場所、道具、情報、木材などをきちんと整えることが、安全で質の高い仕事につながります。

作業場所を整えることから始まる

山の中には、枝、落石、切り株、つる、ぬかるみなど、移動や作業を妨げるものがあります。

足元が整理されていない状態では、つまずいたり、斜面でバランスを崩したりする可能性があります。チェーンソーを持って移動するときや、伐倒した木から離れるときには、特に注意が必要です⚠

作業前に足元と周囲を確認し、必要な範囲を整えます。作業者が動く場所や安全を確保するための経路を確認し、支障となる枝などがあれば適切に対応します。

ただ地面をきれいにするのではなく、「この場所で何が起こる可能性があるか」を考えて整えることが大切です。

作業区域を分かりやすくする

林業の現場では、伐採作業、重機による集材、トラックへの積込みなどが同時に行われる場合があります。

誰がどこで作業しているか分からない状態では、作業員が危険な範囲へ入ってしまう可能性があります。

作業区域、立入を制限する範囲、重機の走行経路、木材を置く場所などを事前に共有します✓

必要に応じて表示や合図を用い、作業中も声や無線で互いの位置と動きを確認します。

慣れた仲間同士でも、「分かっているだろう」と思い込まないことが重要です。全員が同じ情報を持ち、同じルールで動ける現場をつくります。

道具を整えることも技術の一部

チェーンソーや林業機械は、木を伐り、運ぶために欠かせない仕事道具です⚒

しかし、刃の状態が悪い、部品が緩んでいる、普段と違う音がするといった状態で使用すれば、作業効率が低下するだけでなく、事故につながるおそれがあります。

作業前には、決められた項目に沿って状態を確認します。使用後には汚れや木くずを取り除き、異常がないかを見てから保管します。

保護具についても、装着していればよいわけではありません。傷みや破損がなく、身体に合った状態で正しく使用できるかを確認します。

道具と保護具を整えることは、自分と仲間の命を守るための基本です✅

木材を整えて次の工程へつなぐ

伐採した木は、用途や寸法などに応じて造材され、土場や搬出場所へ集められます。

木材を無計画に置くと、次の作業で動かし直す必要が生じます。機械や車両が近づきにくくなり、作業員の移動を妨げることもあります。

どの木材をどこへ集めるのか、搬出の順番や積込み方法まで考えながら整理することが大切です➡

不安定な積み方を避け、転がりや崩れによる危険にも注意します。

次の作業を行う人が安全に動ける状態へ整えることが、現場全体の効率と品質につながります。

情報を整えて共有する

林業では、伐採する範囲、残す木、作業道、境界、搬出方法など、事前に共有すべき情報が数多くあります。

重要な情報が一部の人にしか伝わっていないと、誤伐や作業方法の違いなどにつながる可能性があります⚠

作業開始前には、その日の作業内容、担当、危険箇所、天候、連絡方法などを確認します。

山の状態は、前日と同じとは限りません。雨や風によって地面や木の状態が変化することもあります☔

現場で新たな危険を見つけた場合は、一人の判断だけで作業を続けず、仲間へ共有します。最新の情報を全員で持つことが安全な作業につながります。

車両と作業道を整える

木材の搬出には、林業機械や運搬車両が使用されます。

作業道の幅や路面状態、カーブ、傾斜などを確認し、安全に通行できるかを判断します。雨によって路面が軟らかくなっている場合や、土砂や枝が通行を妨げている場合には注意が必要です⛈

車両の走行前には、タイヤや灯火類、積載部分などを確認します。

木材を積み込むときは、偏りや荷崩れが起きないよう、適切な積載と固定を行うことが大切です。

現場内だけでなく、公道へ出る前の車両確認までが林業の仕事です。

作業後の片付けと振り返り

一日の作業が終わったら、使用した道具を清掃し、燃料や消耗品の残量、破損の有無を確認します。

翌日に必要となる物を補充し、すぐに使用できる状態へ戻します。

現場に不要な物を残さず、作業道や土場の状態も確認します♻

その日に起きたヒヤリとした出来事や、作業しにくかった場所について振り返ることも重要です。

小さな違和感を共有し、翌日の配置や手順へ反映することで、同じ危険の繰り返しを防ぎます。

整った現場が人を育てる

道具の置き場所や作業区域が明確な現場では、新人も動きやすくなります。

何を準備し、どこへ木材を置き、どの範囲へ入ってはいけないかが分かれば、安全な行動を覚えやすくなります⭐

先輩が率先して点検や片付けを行う姿も、大切な教育です。

仕事の整え方を日々の行動で示すことで、技術だけでなく、安全に対する考え方も次の世代へ伝えられます。

まとめ

林業における仕事の整え方とは、単なる整理整頓ではありません。

足元や作業区域を整え、道具と保護具を点検し、木材や車両の動きを考え、必要な情報を共有することです。

一つひとつは基本的な行動ですが、それを確実に続けることが事故や手戻りを防ぎます。

弊社では、安全と環境への配慮を大切にしながら、次の工程まで見据えた丁寧な森林作業に取り組んでまいります✨

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